野鳥と木の実の関係を調べた絵巻(鳥の食生活と体型に興味のある方へ)
カラ類(ヤマガラ、シジュウカラ、ヒガラ、コガラなど)の内で、ひょうきん者として知られるヤマガラは、エゴノキ(萵苣の木)やハクウンボク(白雲木)の実を好んで食べます。エゴノキの名は人間が食べるとエグイ(えごい)と言われることに由来しているそうです。
実が熟すと果肉がはがれて中の種子が地面に落ちます。
するとヤマガラがやってきます。ぼくのえさが落ちてかいかなー。
あっ、あったー。安全な木の枝で食べよっと。
カラ類(右はシジュウカラ)は足で押さえて食べます。鵜呑みにしません。
堅い実を割って中身だけを食べる小鳥は案外少ないです。従って、カラ類は体の割に大きな足をしています。ちなみに実を丸ごと飲み込む小鳥(ヒヨドリ、キジバト、ジョウビタキ、スズメなど)は体の割に足は小さめです。
また、文鳥のように大きなクチバシでパキパキ割って中身を食べる鳥(シメ、イカル、アオジ、スズメなど)もいます。エノキ(榎)やサカキ(榊)の木の近くに行って耳をそばだててみてください。美味しそうな音が響いてきます。
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